あらすじ

第1話  「旅立ち」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
その日、ペリーヌと母親のマリは長い旅への準備をしていた。
亡くなった父・エドモンの遺言を受け、祖父のいるフランスへ向かうためだ。
ペリーヌたちは写真師だった父の仕事を継ぎ、旅の間の生活費を得ようと考えていた。
ペリーヌは悲しみに打ちひしがれる母を自分が支えなくてはと決心する。
いよいよ出発の時――父の墓が次第に遠ざかるにつれ、
気丈なペリーヌも涙が溢れるのをこらえきれなかった……。

第2話  「遠い道」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
インドの衣裳・サリーをまとい、写真師の仕事を始めたマリ。
ペリーヌはその手伝いだ。マリの衣裳の珍しさが人々の関心を引き、仕事は順調に動き始める。
ある日、ペリーヌたちは雨の中、馬車の車輪を泥に取られて動けなくなってしまう。
困り果てたペリーヌたちを救ってくれたのは、たまたま通りがかった農家の男だった。
さらにその晩は彼の家の庭先に泊めてもらうことになるのだが……。

第3話  「おかあさんのちから」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
体調を崩した母を気づかいつつ、ペリーヌは旅を続けた。
なかなか人の住む場所に行き当たらないために、野宿の繰り返しになってしまっていた。
ようやく見つけた一軒の家に宿を求めるペリーヌたち。
その家の奥さんは出産を間近に控えていた。
初めての出産に不安を覚える奥さんは、ペリーヌにそばに居てくれるよう頼むのだが、
陣痛に苦しむ奥さんにペリーヌは何もしてあげられない。困ったペリーヌは母に助けを求めた。

第4話  「泥だらけの伯爵」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
クロアチアまでやってきたペリーヌ親子。
土地の人から夜になると狼が出ると聞かされ、ペリーヌたちは先を急いだ。
やがて日も暮れ、雨も降ってきた道中で、ペリーヌたちは物々しいオーストリア兵士に取り囲まれた。
どうやら誰かを探しているらしい。結局野宿する事になったペリーヌは森の中で男と出会う。
男はクロアチア独立の抵抗運動をしている貴族の青年で、
兵士たちが探していたその人だったのだ……。

第5話  「おじいさんと孫」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
旅を急ぐ途中に、大切な水樽が壊れてしまった。
飲み水はもちろん、写真の仕事をするにも水は欠かせない。
困ったペリーヌたちは、途中見かけた家まで道を引き返す事にする。
そこは老人と少年きりの家だった。親切な老人は快く水を分けてくれただけでなく、
ペリーヌの相談事にも耳を傾け、壊れた水樽まで修理してくれた。
ペリーヌは、いつしかその老人に、まだ見ぬ祖父の姿を重ねていくのだった。

第6話  「二人の母」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
険しい道を進み、ペリーヌ親子は海を臨むイタリアの町・トリエステに到着する。
宿屋で長旅の疲れを癒す二人のもとに、突然警官が現れた。
警察署まで連行されたペリーヌは、一人の貴婦人と会う。
婦人はペリーヌを、行方不明になっている一人娘のジーナではないかと思い、
それを確かめようとしていたのだった。最初は事態に困惑するペリーヌとマリだったが、
婦人の話を聞くうちに深い同情を覚えていく。

第7話  「サーカスの少年」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ペリーヌたちの前に一人の少年が現れた。様子がおかしいので、泥棒かと疑うペリーヌ。
少年は何もせずに立ち去るが、翌日ペリーヌは、少年が村でパンを盗もうとしているところに出くわす。
そしてまた次の日、少年はペリーヌたちの馬車の前に現れ、
隣の村まで乗せて欲しいという。彼の名はマルセル。
巡業をしている両親のサーカス団に追いつくため、無一文で旅をしているというのだ。

第8話  「酔っぱらいロバ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
マルセル少年と共に旅をする事になったペリーヌたち。
明るいマルセルに、ペリーヌ親子は心を和ませる。
ある日、馬車の車軸が壊れていることに気づき、ペリーヌたちはあわてて鍛冶屋にかけ込む。
修理に時間がかかると聞いたペリーヌたちは、村で結婚式があると知り、早速仕事に向かう。
ところが、撮影の間にロバのパリカールが式場にあったブドウ酒を飲み干してしまい、
酔ってどこかへ走り去ってしまったのだ!

第9話  「商売がたき」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
マルセルの両親がいるサーカスはミラノで巡業しているという。ペリーヌたちもミラノへ馬車を進ませる。
その途中、ペリーヌたちは同じ旅の写真師に出会った。
ひとつの村に写真師が二組いてはと、ペリーヌたちはその村での商売をあきらめて次の村に向ったが、
彼等は再びペリーヌたちに追いついて来てしまった。
結局同じ村で商売をする事になった二組の写真師たち。お客集めを競うことになるのだが……。

第10話  「写真機どろぼう」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ミラノへの道を行く二組の写真師たち。
そして肝心のお客は、サリーをまとったマリの美しさにひかれて、ペリーヌたちの方へと集まっていく。
それが面白くない一方の写真師は、どちらの腕が上か、客の前で証明しようとする。
しかし、その結果はマリに軍配があがる形になってしまった。腹を立てた写真師たちは、
ペリーヌ親子の大事な写真機を盗み出そうと考えるのだが……。

第11話  「バロンがんばる」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ミラノへと進むペリーヌ一行。マルセルはバロンに芸を仕込もうと頑張っていた。
最初はまるでダメだった気まぐれバロンだが、少しずつ芸を覚えつつあった。
そんな頃、森へ出かけたペリーヌとマルセルの前に、猟銃で撃たれた鳥が落ちてきた。
さらにバロンも別の鳥をくわえて戻って来る。驚く二人の前に、プラーガ男爵という人物が現れる。
男爵は二人を泥棒ではないかと疑うのだが……。

第12話  「たった二人の観客」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ついにペリーヌたちはミラノへと入った。マルセルの両親がいるというサーカスを宿屋で尋ねるマリ。
だが、宿の者はサーカスの事を知らないという。弱気を見せないマルセルを気遣うペリーヌたち。
しかしマルセルは、その晩、馬車から姿を消してしまう……。やがて旅立ちの時が来る。
マルセルに挨拶も出来なかったのが気がかりなペリーヌたち。
だがそんな彼女たちの前にマルセルが現れた!

第13話  「アルプス越え」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ミラノから進路を北に取り、ペリーヌたちはスイス怪由でフランスへ入る道を辿っていく。
その目の前には、壮大なアルプスの高峰がそびえたっていた。
険しい峠道はペリーヌたちにとってあまりにも厳しいものであったが、
互いに励まし合って道を進んで行った。何とかスイス領に入るのだが、道は一層険しさを増し、
二人の疲労も重なる一方。とうとうペリーヌたちは霧の中で動けなくなってしまう……。

第14話  「美しい国で」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ようやく宿のある村に着いたペリーヌたちは、久しぶりにゆっくりと朝を迎えていた。
ひと晩眠って元気を取り戻したペリーヌだが、マリには、かなりの疲労が残っていた。
再び美しいスイスの風景を眺めながら道を行く二人。
小川のそばで水を汲んでいたペリーヌは、花を母に摘んでいこうとして足を踏み外し、捻挫をしてしまう。
ペリーヌを早く医者に診せようとマリは馬車を急がせるが……。

第15話  「フランス!フランス!」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ジュネーブを過ぎれば、ついに憧れの地・フランスに着く! 
足の怪我も癒えつつあったペリーヌの心は高鳴っていた。
途中で写真の仕事をしようとする二人だが、ここで仕事をするには警察の許可を得なくてはならないと
聞き、驚かされる。そこで二人はジュネーブを越え、一気にフランスを目指す事にするが、
どうやら道を間違えたらしく、深い森の中で迷ってしまう。そこへ運悪く、狼の群れが近付いて来た……!

第16話  「おかあさんの決意」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
やっとの思いでフランスの地にたどり着いたペリーヌたち。
このままパリを抜け、マロクールを目指すはずだったが、マリが病のために寝込んでしまった。
ペリーヌは、何とか宿代だけでも払えるようにと、一人で写真の仕事を得に出かけて行くが、
子どもの彼女では誰も相手にしてくれない。その事をマリに話せないペリーヌ。
やがて、宿の主人から密かに事情を聞いたマリは……。

第17話  「パリの宿」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
大事な宝石を売って生活費を得たペリーヌ親子は、パリへと入った。
税関で待たされている間、ペリーヌは偶然マルセルと再会する。
マルセルたちのサーカス団もパリを目指していたのだ。マルセルは、
マリが病に伏しつつも旅を続けていると知って驚き、パリが物騒な所である事を教え、
二人にシモンじいさんの家に行く事を勧める。安く滞在できると聞いてペリーヌは
シモンじいさんの家へと向かうのだが……。

第18話  「シモンじいさん」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
母のために良い医者を呼ぼうと考えるペリーヌ。
往診してくれた医者は、マリに入院を勧めた。お金がなく、入院を断念せざるを得ないペリーヌたちは
、シモンじいさんが持つ長屋に滞在する事に。
しかし、医者の往診料、薬代……と、お金はどんどんなくなっていく。
ペリーヌは大切な写真機や馬車を売る事にした。そして、
それらをシモンじいさんが買い取ってくれる事になったのだが……。

第19話  「パリの下町っ子」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
往診料や薬代を作るため、ペリーヌはついにパリカールを売る事を決心する。
それを知っているのか、パリカールは寂しそうにペリーヌを見つめる……。
長屋に住む人たちは何かとペリーヌ親子に親切にしてくれる。
「パリの下町っ子は互いに助け合うもんさ」靴屋のガストンさんの言葉、
見舞いに訪れたマルセルの友情……ペリーヌは人々の優しさに心の底から感謝する。

第20話  「パリカールとの別れ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
とうとうパリカールを馬市に売る日が来た。
シモンじいさんと市へ向かうペリーヌだが、パリカールは市場の前でピタリと動かなくなってしまう。
どんなになだめても動かないパリカールに、ペリーヌは困り果てる……。
そこにパリカールを買おうという人物が現れた。シモンじいさんの知り合い、ルクリおばさんだ。
しかし、ペリーヌが手に入れたのは、わずか30フランという額だった……。

第21話  「最後の言葉」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
自分の命があるうちに、何としてもペリーヌを祖父の所へ送り届けたい……。
生活費も少なくなる中でマリは意を決して、シモンじいさんの宿を出ることにした。
いざ出発というその瞬間、マリはまたしても倒れてしまう。容態は悪化するばかりで、
もはや医者も手の下しようがない。マリは枕元にペリーヌを呼ぶと、
一人で旅を続けておじい様の所へいくようにと告げる……。

第22話  「忘れられない人々」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
とうとう、優しい母もペリーヌを残して神の国へと召されてしまった……。
泣いても泣いてもペリーヌの涙は尽きる事がない。
重たい空の下、墓地へと悲しい葬送の道のりが続く……。
母との最期の別れを済ませたペリーヌは、遺言通り、祖父のいるマロクールへと旅立つ事にする。
名残りを惜しむシモン荘の人々にも別れを告げ、ペリーヌは汽車に乗るために
マルセルと駅へ向かう……。

第23話  「ひとりぽっちの旅」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
パリの外れ、ラ・シャペルまでの切符しか買えなかったペリーヌは汽車を降り、マロクールまで
徒歩で行く事にする。道のりとしては5日の距離。空腹に堪えつつ、ペリーヌはひたすら歩く。
途中、夕食用のパンを買おうと立ち寄った店で、ペリーヌは出した銀貨が偽物だと因縁をつけられる。
驚き、銀貨は本物だと説明するが、強欲な女将にとうとう全財産を巻き上げられてしまう……。

第24話  「美しい虹」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
夏の強い日差しの下、ペリーヌの徒歩の旅が続いていた。暑さ、そして空腹と戦うペリーヌ。
それはバロンも一緒だった。途中で野ウサギを追いかけ出したバロンは、民家の温室まで飛び込み、
そこにあった花をメチャクチャにしてしまう。ペリーヌはほぼ全財産の5フランを払って花代を弁償する。
その後も歩き続けて街に入ったが、パンすら買えないペリーヌはただ途方に暮れるしかなかった……。

第25話  「パリカール!私のパリカール!」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
最後に残った銅貨でパンを買ったペリーヌ。とうとう一文無しだ。
マロクールまでにはまだ3日くらいは歩かねばならないが、辛い事を考えないようにして、先を急ぐ。
日中の暑さと朝晩の冷え込みは厳しく、また、ろくに食べていないペリーヌは体調を崩してしまった。
それでも無理を押して歩くペリーヌだったが、とうとう高い熱のため倒れ込んでしまう。
ペリーヌの危機に、助けを求めてバロンが走る!

第26話  「親切なルクリおばさん」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
風邪をこじらせて倒れていたペリーヌは、バロンに導かれたパリカール、そしてルクリおばさんの助けで
一命を取り留める。病院で目覚めたペリーヌは、おばさんに身の上を打ち明ける。
そんなペリーヌにルクリおばさんは、マロクールの近くまで一緒に自分の商売を手伝いながら
旅を続けようと誘ってくれた。おばさんの親切に応えようと、一生懸命に仕事を手伝うペリーヌ。
マロクールへの道のりはあとわずかだ……。

第27話  「おじいさんの冷たい顔」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
マロクール……その名の村に着く事をどんなに望んできたか! 
ペリーヌはやっとの思いで祖父の暮らすマロクールまでたどり着いた。
どうやって会おうかと悩むペリーヌは、村の入り口で会った少女・ロザリーに祖父のビルフランが
どんな人物かと尋ねる。大きな紡績工場を経営し、少しのミスも許さない厳しい人物と聞いて、
ペリーヌの不安は広がる。そして屋敷の前、ビルフランその人を乗せた馬車が出てきたのだが……。

第28話  「パンダボアヌ工場」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
一見厳しそうだが、寂し気でもある……そんな印象を抱いた祖父・ビルフラン。
しかも目が見えないという。すぐに孫だと名乗る勇気がないペリーヌは、オーレリィと名前を変えて
工場で働こうと考える。ロザリーが工場長に紹介してくれる事になった。
その場を通りかかったビルフランに、ペリーヌは思わず声をかけてしまう。
早く目の手術をするようにと勧めるペリーヌの言葉を聞いたビルフランは……。

第29話  「池のほとりの小屋」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
慣れないトロッコ押しの仕事に疲れ、下宿のそばにある池のほとりの草むらで眠ってしまったペリーヌ。
朝、目を覚まし、美しい池を眺めていたペリーヌは、使われていない小屋を見つけた。
一目で気に入ったペリーヌは、そこでバロンと共に暮らす事にする。
その日、ロザリーが工場の機械に手を挟んで怪我をする事件が起きた。
工場長の所まで付き添ってやるペリーヌだったが……。

第30話  「自分の力で」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
池のほとりの小屋の掃除、そして工場の仕事……ペリーヌの一日があわただしく過ぎていく。
仕事中に、一足しかない靴が破れてしまった。かわりの靴を買うほどの余裕はない。
考えたペリーヌは、買ってきた安い布と糸、それに池のほとりに生えていた葦を使って靴を作る事にした。
遊びに来ていたロザリーの弟・ポールもその作業に興味津々だ。
ついに素敵な靴が完成、自分の力で生活することに満足感を覚えるペリーヌだった。

第31話  「お客様を迎えて」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
鍋やフォーク、下着など――ペリーヌは自分の生活に必要な道具は、
もらい物や、安い素材を買って自作したものなどで揃えていた。
工場からもらう貨金を、少しでも倹約するためだ。ロザリーはペリーヌの器用ぶりに驚く。
そんなある日、ペリーヌは小屋にロザリーを招いて昼食会を催す。
ロザリーとポール、そして、散歩の途中で池に落ちてしまったファブリも加わり、
昼食会は一層にぎやかになる。

第32話  「名前の秘密」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ロザリーの手の怪我も癒え、そのお祝いも兼ねて、今度はペリーヌが昼食会に招待された。
特製のジャムをお土産に、ロザリーの家を訪ねるペリーヌ。
そんな最中、ファブリが病人を運ぶ馬車の乗り手を探しにやってきた。
急を要すると聞いて、ペリーヌはその役を進んで引き受ける。
ビキニの町まで馬車を飛ばしたペリーヌは、そこで
偶然にもパリカールやルクリおばさんと再会するのだが……。

第33話  「テオドールの財布」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
テオドールは、ビルフランの甥に当たり、工場の重要な地位にいる人物でもあった。
ある日、工場の機械の視察に訪れた彼は、財布を落とした事に気がつく。
テオドールは工員たちを集め、拾った者は名乗り出るようにと告げ、さらにペリーヌに
工員たち一人一人を調べるようにと命じる。仲間を泥棒扱いになど出来ないペリーヌは、
それを断固として拒否し、テオドールの怒りを買うのだが……。

第34話  「忘れられない一日」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
今日もペリーヌはトロッコ押しに精を出していた。
ところが、バロンが工場に入り込んで来たためにちょっとした騒ぎに――。
そんな時、ペリーヌに工場長からのお呼びがかかる。英語を話せるペリーヌを見込んで、
サンピポアの工場に出かけているビルフランのために通訳をせよというのだ。
不安を覚えながらも、祖父の手伝いが出来ると知って、胸を踊らせるペリーヌ。
張り切って通訳に挑むが……。

第35話  「英語の手紙」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ペリーヌの英語は評判となり、ビルフランから通訳を続けるようにと命じられる。
祖父の力になれた事で、ペリーヌも感激していた。そんなペリーヌに工場長のタルエルは、
ビルフランの行動全てについて報告するようにと念を押す。
サンピポアの工場に着いて、ペリーヌはビルフランから英語の手紙や新聞を読むようにと頼まれた。
新聞の中にインドという言葉が出て、ペリーヌは動揺する……。

第36話  「よろこびと不安」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
技師のファブリが出張から帰って来た。
ペリーヌの通訳がうまく行った事を喜び、ファブリはペリーヌにごちそうを振る舞ってくれた。
英語が話せるファブリが戻ったことで、ペリーヌの仕事も終わりかと思った矢先、
ビルフランはペリーヌに自分のそばで、英語の手紙などを訳す仕事をするよう命じる。
その言葉に喜びを覚えるペリーヌだが、ビルフランから突然身の上話を聞かせてくれと書われて……。

第37話  「おじいさんの大きな手」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
サンピポアの仕事が一段落して、ペリーヌはマロクールの工場に復帰する事になった。
だが、ペリーヌが留守にしている間、工場に補充が入ったために、ペリーヌの工場での仕事が
なくなるという事態が起こった。困っていたペリーヌに、思いもかけない話が飛び込んできた。
何とビルフランがペリーヌを自分の秘書に任命したのだ。驚きと喜び、
様々な思いで揺れるペリーヌは……。

第38話  「すてきなワンピース」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
反対意見も多い中で、ペリーヌはビルフランの秘書の仕事を始めた。
ビルフランの目の代わりとなるために、ペリーヌも必死だ。
ロザリーはペリーヌが秘書となった事を大喜びし、新しい下宿を探すのに付き合ってくれた。
その後、ペリーヌはビルフランの言いつけ通りに、秘書らしい服装を用意するために、
ロザリーと共に洋服屋に行く。ペリーヌは、大人しい色合いのワンピースを選んだ。

第39話  「インドからきた手紙」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
新しい暮らし、新しい仕事にも慣れてきたペリーヌ。忙しくもあったが、ペリーヌの毎日は充実していた。
そして、ビルフランの身近にいて、祖父がどんな人物なのかも少しずつ分かってきた。
ある日、ビルフランのもとにインドから手紙が届いた。ビルフランの息子・エドモンからでは? 
工場経営の跡目を狙うタルエルやテオドールは、その手紙の内容を教えるようにと
ペリーヌに命令するのだが……。

第40話  「バロンの災難」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ペリーヌは、祖父の口からはっきりと母に対する僧しみの言葉を聞かされ、大きな衝撃を受ける。
こんな身近にいるというのに、とても名乗る事なんて出来ない……。ペリーヌは悲しかった。
ファブリの優しい慰めに全てを話したい衝動に駆られるが、ペリーヌは言い出す事ができなかった。
翌日の日曜日、気分転換に池のほとりに出掛けたペリーヌは、
偶然にもテオドールとタルエルの密談を聞いてしまう……。

第41話  「お城のような家」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
テオドールの銃でバロンが撃たれた翌日、ペリーヌは仕事に遅刻をしてしまう。
遅刻の理由を問い詰められるうちに、ペリーヌは思わずテオドールたちの密談の事を
話してしまいそうになるが、辛うじてそれをこらえる。
息子のエドモンの消息を何としても知りたいビルフランは、インドへ電報を打つ。
そのお使いを頼まれたペリーヌに、電報の内容を知ろうとするタルエルが詰め寄って来て……。

第42話  「ロザリーの悲しみ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ビルフランは、ペリーヌを自分の屋敷に住まわせると決心した。
祖父と暮らせる事になったペリーヌだが、喜びと同時に戸惑いも隠せない。
その知らせを受けて、ロザリーやファブリたちも驚いていた。
ペリーヌと距離が出来ていくのを寂しく思うロザリー……。翌日、ペリーヌは祖父と共に仕事に出る。
それを見かけて手を振るロザリーだが、ペリーヌはそれに気付かず行ってしまう。

第43話  「日曜日。ペリーヌは…」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
日曜日、ペリーヌは祖父の許しを得て、約束通りロザリーの家に遊びに訪れた。
ペリーヌはロザリーやファブリと共に、ピクニックに出かける事にする。
楽しいピクニックの合間、ファブリは前から気にしていたペリーヌの素性を尋ね、
ペリーヌも素直に全てを打ち明けた。その頃、
息子がインドにはいないと報告を受けたビルフランは、新聞に息子の消息を尋ねる広告を出す。

第44話  「いじわるな夫人」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
日ごとに秘書としての信用を高めていくペリーヌ。甥のテオドールには、それが面白くない。
そんなある日、テオドールの母親で、ビルフランの姉に当たるブルトヌー夫人が屋敷に来ると
連絡があった。夫人は息子から知らせを受けて、ビルフランの信頼も厚いというペリーヌの様子をう
かがいに来たのだった。屋敷で晩さん会が開かれたが、
その席上、夫人はペリーヌの服装が会に合わないと注意する。

第45話  「ボスニアからの知らせ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
エドモンはボスニアにいる……知らせを受けたビルフランの喜びはひとしおだった。
知らせは工場にも広がり、エドモンが帰ってくるといううわさで持ちきりになっていた。
息子の帰りを待ちわびるビルフランだが、ペリーヌにはそれが辛かった。
真相を知ったら、きっと祖父は悲しむ……。そして、ビルフランのもとに、
ついに息子の行方を知らせる報告が来た。その内容を聞いてビルフランは……!

第46話  「ビルフランの悲しみ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
エドモンの死……それを知ったビルフランの悲しみは、ペリーヌの想像以上だった。
翌日、工場は全て休みとなり、エドモンの葬儀が執り行われた。
ペリーヌにとっては、2度目の悲しい葬儀だった……。
参列者が思いのほか少ない事がペリーヌは気になった。
葬儀の帰り道、ファブリはペリーヌに、必ずしもビルフランが工場に勤める人々から
愛されてはいないと話して聞かせるのだが……。

第47話  「オーレリィの顔」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
悲しみと疲労が重なり、ビルフランは病の床に就いてしまった。
昼夜を問わず、ペリーヌは看病を続ける。何とか祖父を元気づけたい……ペリーヌはその一心だった。
そんな折、ロザリーの祖母・フランソワーズがビルフランの見舞いに訪れた。
おばあさんはエドモンの乳母だったのだ。その時、ビルフランは、フランソワーズから
ペリーヌの顔がエドモンの子供の頃に似ていると聞き、ある事を確かめようと思いつく……。

第48話  「火事」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
オーレリィこそ自分の孫ではないのか……? そう思い始めた時から、
ビルフランは元気を取り戻しはじめ、仕事に復帰するまでになった。
精力的に仕事をこなしていく姿を見てペリーヌは安心した。
そんな時、工場近くの託児所で火事が起こった。仕事の途中でその場に出くわしたペリーヌたちは、
現場にかけつける。火に巻かれ子供が死んだと聞き、ペリーヌは衝撃を受ける。

第49話  「幸せの涙が流れる時」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
火事をきっかけに、ビルフランは工場で働く人々の暮らしを見直そうと考え始めた。
保育所の設立、工員の下宿の視察……「誰かに愛されるには、
まず自分がその人を愛さなくては」というペリーヌの言葉を受けて、
ビルフランはパンダボアヌ工場の未来を真剣に見つめ始める。
そこへ弁護士からの知らせが届いた。エドモンの妻、
そして孫の消息を探る最終調査を屋敷で行うと言うのだ……。

第50話  「初雪の降った日」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
やっと……やっと、真実が明かされた! ビルフランがペリーヌのことを孫だとわかる日が、
ペリーヌが大きな声で祖父の名前を呼べる日が来たのだ! 
神に感謝を捧げるビルフラン、そして、ペリーヌも喜びの涙を流し続けた。
その一方で、真相を知って落ち込むテオドールやタルエルたち……。
最高の幸せに包まれたビルフランは、ペリーヌに親切にしてくれた人たちに礼を言おうと
雪の中に出かける。

第51話  「おじいさんの目」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
パンダボアヌ家の一員となって、ペリーヌの新生活が始まった。
保育所の準備も着々と進んでおり、ペリーヌは完成を心待ちにしていた。
工場の未来のために懸命な祖父を見ているのは、ペリーヌの喜びだった。
一方、ビルフランはペリーヌの顔を見たいという思いを募らせていた。
持病のあるビルフランにとって目の手術は危険の高いものだったが、
ついに手術にのぞむ決意を固める……。

第52話  「忘れられないクリスマス」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ビルフランの目の手術は無事に成功した。
1週間後のクリスマスの頃には包帯も取れる事になり、ビルフランはその日を指折り数えて待った。
屋敷には大きなクリスマスツリーが用意され、ペリーヌもビルフラン自身の目でツリーが見られることを
心待ちにしていた。そして迎えたクリスマス、包帯が外され、ほんの短い間ではあるが、
ビルフランは念願の孫との真の対面を果たす――!

第53話  「春の訪れ」・・・・・DVD 「ペリーヌ物語」より、((C) BANDAI VISUAL)
ビルフランの目は順調に回復し、春になれば自由にものを見て回れるという。
ビルフランもペリーヌも、春の到来を待ちわびていた。
パリカールが買い戻されて屋敷に来たり、マルセルと再会するなどペリーヌにはうれしい事が続いた。
保育所が完成し、他の施設も着々と準備が進んでいる。
幸せいっぱいのペリーヌとビルフランは、この村をもっと幸せにしようと誓い合うのだった……。

詳細

「何よりも先ず、わしはお前を安心させなければならぬ。お前の言った事は誰にも言わぬ。

お前が喋ったために災いが起こるようなことは無いし、そのような誘惑を正直に拒んだ

お前に向かってもし誰かが復讐しようとする者があっても、

わしはお前をかばってやるから心配は要らぬ。

しかし、わしは起こった事には責任がある。いったい人の好奇心を呼ぶに決まっていた

あの手紙に関しては何も言うなとお前にいいつけた時、わしはさような誘惑を予感して

いたのじゃ、だからわしはお前をそうゆう目に逢わさぬようにしなければならぬ所だった。

今後はもうこんなことはさせぬ」

詳細・・・2
私はあなたに勧めておかなければならないが、明日、訪問なさる御婦人に

向かってあなたは控えめにして、遠慮していなければなりませんよ


どういう事を控えめにするのですか?何を、どんなふうにして

遠慮するのですか?
」ペリーヌの問いに対してベローム嬢は

もし、ビルフラン様が亡くなられエドモン様がお帰りにならなかったら七千人の

職工たちの生活を支えているあの工場はどうなるでしょうか?ビルフラン様から

工場の管理を譲り受けるのは、あの二人の甥御かしら?それともビルフラン様

の信頼を得たどちらかだろうか?または二十数年来ビルフラン様の右腕として

やってきた、あの男だろうか?・・・略・・・あなたがもしカジミール様の御母様と

あまり親しくするとテオドール様の御母親と工合が悪くなるますし、同じように、

遠からずお見えになるに決まっているテオドール様の御母様とあまり親しく


するとブルトヌー夫人を敵に廻すことになります。もし、この二人から寵愛を受ける

と、この二人の事は何でも警戒している或る男の敵意をおそらくは招く、これは

言うまでもありません。こういう訳で私はあなたに十分用心なさいと勧めるのです。

あまり口を利いてはいけません、どうしても返事しなければならないような問いを

かけられてもいつも、何でもない事柄かぼんやりした事柄のほか答えては

なりません。自分をひらめかすよりも自分を消し、あまり賢過ぎる娘に見せるより

少々のろまな娘と思わせる方が得をすることは人生にはたびたびあります、あなた

の場合がそれです、あなたは賢く見えなければそれだけいよいよ賢いのです