小公女(プリンセス)セーラ

DVD 情報

タイトル 発売日 内容 価格(税込み)
小公女(プリンセス)セーラ Vol.1 2000/03/25 1〜5 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.2 2000/03/25 6〜10 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.3 2000/03/25 11〜14 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.4 2000/04/25 15〜18 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.5 2000/04/25 19〜22 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.6 2000/04/25 23〜26 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.7 2000/05/25 27〜30 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.8 2000/05/25 31〜34 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.9 2000/05/25 35〜38 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.10 2000/06/25 39〜42 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ Vol.11 2000/06/25 43〜46 \3,990
小公女(プリンセス)セーラ             2002/03/25 総集編 \2,940
(c)NIPPON ANIMATION CO., LTD. 1985
(C)Copyright BANDAI VISUAL CO.,Ltd

 

小公女セーラ物語

 


小公女(プリンセス)セーラ Vol.1

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0395
発売日: 2000/03/25 
時間:128分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 


小公女(プリンセス)セーラ Vol.2

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0396
発売日: 2000/03/25 
時間:128分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.3

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0397
発売日: 2000/03/25 
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.4

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0398
発売日: 2000/04/25 
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.5

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0399
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.6

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0400
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.7

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0401
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.8

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0402
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.9

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0403
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.10

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0404
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol11

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0405
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 

 

小公女(プリンセス)セーラ 完結版

販売元: バンダイビジュアル
品番:BCBA-0758
発売日: 2000/04/25
時間:103分
音声仕様: Mono 
画面サイズ: スタンダード 
Region 2 (日本国内向け) 
おすすめランク
★★★★★★★★★★ 



こちらは、実写版です。

 

 

 

 

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.1

■第1話「ミンチン女子学院」
 ロンドンでも厳格な事で知られる寄宿学校・ミンチン女子学院に、一人の少女がやって来た。インドで莫大な富を築いたクルー家の一人娘、セーラである。父親と一緒に学院にやってきたセーラだったが、ミンチン院長の雰囲気に戸惑い、院長も裕福なクルー家の自由奔放ぶりに驚かされる。そればかりか、セーラが彼女の専用馬車の御者に少年・ピーターを雇った事で、ミンチン院長の心中はさらに複雑になる……。
■第2話「エミリー人形」
 セーラがいつの日か出会えると信じている新しい友だち“エミリー”。それは、どんな事でも話せて、心を許し合える人形の事だった。セーラは父といっしょにエミリーを探してロンドン中の人形店を訪ねてまわった。そしてついに、夢にまでみたエミリーを洋服屋のウインドーの中に見つける。大喜びのセーラを温かい限差しで見守る父……。しかし、いよいよその優しい父とセーラの別れの日がやって来るのだ……。
■第3話「はじめての授業」
 セーラのミンチン女子学院での生活が始まった。生徒たちの話題は、特別室に入り、専用のメイドまで付けてもらったセーラの事で持ち切りだ。けれども学院を代表する優等生のラビニアには、それが不愉快でならなかった。セーラは、ミンチン院長から宿舎での決まり事や一人前のレディとなるための心得を説かれる。そしてある日、フランス語の授業に出たセーラは、ある事を院長に説明しようとするのだが……。
■第4話「親友アーメンガード」
 セーラと同じクラスの少女・アーメンガード。セーラは、勉強が苦手で、いつもラビニアたちにからかわれている彼女の味方になる。セーラは落ち込む彼女を自分の部屋へ招待した。すっかり打ち解ける二人だったが、ふいにアーメンガードが叔母の家を訪ねる約束があったのを思い出す。セーラは急いで外出許可を申し出て許しを得る。それを見送るラビニアたちは、特別扱いされるセーラに不満を募らせるのだった。
■第5話「泣き虫ロッティ」
 学院でいちばん小さい4才の女の子・ロッティ。なかなかみんなに行動を合わせられないロッティは、ラビニアやミンチン院長から毎日のように怒られて泣いてばかりいた。この日も怒られたロッティは、とうとうたまらず学院を飛び出してしまう。探しに出かけたセーラたちは、なんとか無事に連れて帰るが、ロッティは激しく泣き続けるばかり……。そんなロッティに、セーラは優しく接するのだった。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.2

■第6話「灰かぶりベッキー」
 ある日、セーラは玄関先で困っていた少女を学院の中へ案内する。ミンチン女子学院に新しく雇われたメイドの少女・ベッキーがやって来たのだ。彼女は、次々にたくさんの雑用を言い付けられて働き続けていた。セーラがロッティたちに話して聞かせたシンデレラの物語に、ベッキーは自分の姿を重ねる……。そんな健気なベッキーを気にかけるセーラだったが、生徒が寝静まっても働く彼女を、ただ見守るしかなかった……。
■第7話「代表生徒」
 日曜日、特別な服を着せられて生徒たちは礼拝堂へと出かける。セーラとアーメンガードはラビニアに意地悪をされ、集合に遅刻してしまう。ところが、遅れてきたセーラにミンチン院長は列の先頭に立つよう命じる。礼拝に訪れる市長夫人の前で、気品に満ちたセーラを表に出し、学院の株を上げようと考えていたのだ。学院の代表をセーラと交替させられる……それはラビニアにとって我慢ならない出来事だった。
■第8話「親切なお嬢様」
 とうとうセーラが学院の代表生徒になった。何かとセーラがひいきにされる事に耐えられないラビニアは、事あるごとにセーラにあたった。一方のセーラは、いつも働き通しのベッキーの事が気がかりでならない。ある日、セーラの部屋を掃除していたベッキーは、飾られていたエミリーの可愛さに見とれるうちに眠ってしまった。それを見たセーラは、ベッキーをお客さまとして丁寧にもてなすのだった。
■第9話「インドからの手紙」
 ラビニアの態度は日に日に頑になっていった。ロッティにまで辛く当たる彼女に、セーラは怒りを感じながらも毅然とした態度でのぞんだ。そんなセーラに、周りの生徒たちはますます信頼を寄せる。生徒全員の友好を深めたいと考えたセーラは、部屋にみんなを招いてお茶会を開いた。その席上、セーラにお父さんからの手紙が届く。将来有望な新事業を始める事が書かれた手紙は、すぐさま学院中のうわさになる……。
■第10話「二つのプレゼント」
 セーラのお父さんがダイヤモンド採掘の事業をしているという話を聞きたがるロッティたち。けれども、インドでダイヤが採れるという話を信じられないラビニアは、全部セーラの思い上がりだと責め立てる。愛する父親を侮辱されたセーラは怒りを覚えるが、ラビニアはそれをからかい、セーラに“ダイヤモンド・プリンセス”とあだ名をつける。その頃、ミンチン院長は、セーラの父親の話を確かめに弁護士のもとを訪ねていた……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.3

■第11話「プリンセスの誕生日」
 その日はセーラの誕生パーティーが開かれる事になっていた。生徒も準備に大忙しだ。派手なパーティーに抵抗のあったセーラだが、院長自身が認めた催しだけに何も言う事が出来ない。ところが、パーティーが盛り上がってきた時、信じられない知らせが飛び込んできた。セーラのお父さんが事業に失敗して破産し、しかも病死したというのだ! 驚きと悲しみに打ちひしがれるセーラに対して、ミンチン院長がとった行動とは……。
■第12話「屋根裏の暗い部屋」
 セーラへの投資が全部水の泡となったミンチン院長は、セーラに学院からの追放を言い渡す。悲しみに暮れる暇もなく、部屋の調度品はもちろん、椅子や机、衣装やオウムのボナパルト、ポニーのジャンプまで全てが没収される事になってしまったセーラ……。学院に対する世間の評判を気にした院長は、セーラが学院に留まる事は許すが、そのかわりベッキーと同じようにメイドとして働くように命じるのだった……。
■第13話「つらい仕事の日」
 セーラに与えられた学院の最上階の屋根裏部屋……そこは、暗く、汚いひどい場所だった。ベッキーはセーラの身の上の変わり様がいたたまれず、部屋を訪ねる。ベッキーはどこまでもセーラを慕い、セーラもそんな彼女の優しさをうれしく思うのだった。暗闇とネズミにおびえながらの一夜が明けて、メイドとして働くセーラの生活が始まった。セーラは働きながら、ほかの生徒と同じように勉強がしたいと願い出るのだが……。
■第14話「深夜のお客さま」
 ロッティやアーメンガードは、同じ学院内にいながらセーラに言葉をかける事も出来なくなってしまった。再び代表生徒の座を取り戻して勝ち誇るラビニアは、これまで以上にセーラに辛く当たる。セーラは、何ひとつ言い返す事も出来ない。味方のいなくなった学院の中で、助け合って仕事につくセーラとベッキー。そんなある日の深夜、仕事が終って部屋に戻ったセーラをある人物が待っていた。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.4

■第15話「街の子ピーター」
 日曜日、セーラは礼拝に行きたいと申し出るが許してはもらえない。彼女には山のように仕事が待っているのだ。心配するベッキーに見送られ、セーラは市場へと買い物に向かう。市場に着くや、セーラは不意に街の少年たちに突き飛ばされ、お金を盗られてしまった。困り果てるセーラ……。しかし、そこへ偶然通りがかったピーターが、買い物を手伝ってくれる事になる。
■第16話「ロッティの冒険」
 ある日、セーラが掃除に教室を訪れると、ロッティが教科書がないと泣いていた。セーラは一緒に探そうとするが、生徒と口を聞いてはいけないとミンチン院長からきつく言われているために、何もしてやれない。ロッティの方も、大好きなセーラと何とか話をしようとするがうまく行かない。寂しさ募るロッティは、とうとう深夜に寝床を抜け出し、屋根裏部屋を目指すのだが……。
■第17話「小さな友メルの家族」
 セーラは屋根裏部屋の壁の穴に住むネズミにメルと名前を付けて、仲良くなろうとしていた。セーラからパンを分けてもらううちに、メルとその家族たちもセーラになついてきた。夜遅く部屋を訪れたアーメンガードは、メルを見て震え上がるが、次第にその可愛さにすっかりネズミ嫌いが治ってしまう。アーメンガードは、今度はメルたちにお土産を持ってくると約束するのだが……。
■第18話「悲しいメイポール祭」
 夜も明けないうちから、仕事を始めるセーラとベッキー。その日は生徒たちもなぜか早起きだった。それもそのはず、今日は魔法の朝露が降る日と言われ、それを浴びるとこれから一年美人でいられるという日だったのだ。広場でお祭りが開かれ、生徒の中からメイクイーンも選ばれる事になっていた。華やかな祭りをよそに、セーラは空腹に堪えつつ仕事に打ち込んでいた……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.5

■第19話「インドからの呼び声」
 生徒たちに家族からの手紙が届く。セーラに届く便りがあるはずもない。と思った矢先、セーラにも手紙があるという……! だがそれは、宛先不明となって返ってきた父宛の手紙だった。父がもうこの世にいない事、出した手紙が読んでもらえなかった事を改めて知らされ、セーラは泣き濡れるしかなかった。セーラは買い物の合間に弁護士のもとを訪れ、父の最期の様子を尋ねるのだが……。
■第20話「謎の特別室生徒」
 ラビニアに靴磨きのやり方をなじられ、すっかりしょげるベッキー。セーラはそれが彼女の意地悪だとは知りつつも靴を磨き直し、ラビニアに届ける。現れたセーラに、ラビニアは「靴をはかせなさい」と命じる……。その日、ラビニアの両親が学院を訪れる事になっていた。ラビニアは代表生徒として特別室に入る事を院長から認められ、さらにセーラを専用のメイドにしたいと言い出すのだった……。
■第21話「涙の中の悲しみ」
 今日も朝からセーラは目の回る忙しさだ。おまけに特別室に移ったラビニアが、セーラを呼びつけて雑事を言い付けようとする。特別室の掃除に呼んだのもそれだった。掃除するそばから部屋を汚していくラビニアたちに、セーラは「掃除はあなたたちがいない時にします」と、きっぱりとはね付ける。それをラビニアがミンチン院長に言い付けたために、セーラはまた厳しく叱られてしまった……。
■第22話「屋根裏のパーティー」
 ミンチン院長の妹、アメリア先生が不在の晩、アーメンガードとロッティは深夜にセーラの部屋に遊びに行こうと考えていた。食事をとる間もなく遅くまで働き通しのセーラにとって、二人のお客様の訪問は嬉しかった。その頃ベッキーは空腹のまま働くセーラを思って密かにミートパイを用意して部屋に運ぼうとするが、ミンチン院長に見つかってしまう。問い詰められるベッキーだったが……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.6

■第23話「親切なパン屋さん」
 深夜のパーティーがラビニアの告げ口により見つかってしまい、厳しく叱られたセーラは食事も減らされていた。しかもラビニアたちの意地悪でまたもやミンチン院長から叱られたセーラは、罰として雨の中、お使いに出される。道の途中で銀貨を拾ったセーラは、目の前にあったパン屋に屈けようとするが、そこで自分よりももっとお腹を空かせている少女に出会う……。
■第24話「エミリーの運命」
 その日は学院の代表生徒・ラビニアの誕生日だった。誕生パーティーの準備に忙しいセーラだったが、ラビニアの部屋に呼ばれ、着替えの準備を手伝わされる。ラビニアはセーラにもパーティーに出席するように言う。だが、それは優しさからではなく、セーラへの意地悪を考えての事だった。ラビニアは、自分へのプレゼントとしてセーラのエミリー人形を要求するのだ。
■第25話「一日だけのシンデレラ」
 ミンチン女子学院へ市長夫人が視察に来る日、院長は夫人からの手紙を受け取る。夫人は視察に際して以前美しいフランス語会話を披露したセーラにまた会いたいと告げてきたのだ。今のセーラの立場を話して夫人の機嫌を損ねてしまっては、学院の経営が危うくなる……。デュファルジュ先生の勧めもあり、院長は悩んだ挙げ旬、1日だけセーラに代表生徒の代役を務めるように命じるのだが……。
■第26話「年少組の小さな先生」
 市長夫人の要請を受けて、ミンチン院長は年少の生徒にフランス語を教える役目をセーラに命じた。今までの仕事を続けながらではあるが、ロッティたちと机を共に出来る事を喜ぶセーラ。教室を訪れて早々、ラビニアたちの冷たい言葉を浴びるが、それにくじけずにセーラは授業を始める。ロッティはもちろん、年少組の授業に加わったアーメンガードもセーラの楽しい授業に夢中になる……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.7

■第27話「デュファルジュ先生の帰国」
 ある夜、ラビニアたちからデュファルジュ先生が出したフランス語の宿題を押し付けられるセーラ。ベッキーの助けもあって、セーラは何とか宿題を終えたが、ラビニアたちにはその内容が理解できず、セーラの手を借りた事が先生に分かってしまう……。この事を逆恨みしたラビニアは、デュファルジュ先生がセーラを特別扱いにしていると、涙ながらにミンチン院長に訴え出て……。
■第28話「夏休みの大騒動」
 誰もが待ちこがれる夏休みが目前に迫っていた。両親の迎えを待ちわび、休み中の行動をあれこれ思い描いて楽しむ生徒たち。その生徒たちをただ見守るだけのセーラ、そして、その姿を同情のまなざしで見つめるベッキー……。生徒が去って学院に静かな時が訪れた。しかし、セーラやベッキーの仕事がなくなった訳ではない。セーラは孤独を噛みしめ、今の自分の運命を受け入れて強くあろうとする……。
■第29話「ベッキーの里帰り」
 ベッキーも夏休みをもらい、田舎へ帰る事になった。広い学院にただ一人残される不安を隠して、笑顔でベッキーを送り出そうとするセーラ。外出の詐可を得、駅までベッキーの見送りに出たセーラの心は帰る場所のない寂しさでいっぱいになる……。学院へ戻ると、また山のように仕事が待っていた。その頃、田舎に到着したベッキーは家族との再会に胸を踊らせていた。
■第30話「インドからきた紳士」
 セーラは静かな学院の中で、院長たちの食事の支度から掃除、買い物と一人で仕事をこなしていた。そんなセーラにベッキーから手紙が届く。毎日の様子が細かに書いてあるベッキーの手紙……。友情をうれしく感じながらも、家族の温もりを思ってセーラの心は複雑だった。そんなある日、学院の隣の空き家に引っ越して来る人があった。セーラは、自分と友だちになれるような人であってほしいと願う。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.8

■第31話「屋根裏にきた怪物」
 学院の隣にインドから越してきたという紳士は、車椅子に乗り、どこか体調が悪そうな人物だった。毎日のように、医者の診察を受けているらしい。その様子を心配するセーラは、早く回復して欲しいと心から願うのだった。そこへ、予定の日よりも早く田舎からベッキーが戻ってきた。再会を喜ぶ二人。ところが、部屋に戻ったベッキーが、血相を変えて飛んできた。屋根裏に怪物がいるというのだ――!
■第32話「壁の向う側の秘密」
 隣の住人・クリスフォード氏が、インドで鉱山を手掛けていたと聞いたセーラ。父と似た境遇にあった紳士が病に伏していると思うだけで、セーラの心は痛んだ。教室の掃除をしながらも、休み時間の生徒たちの騒ぎなどがクリスフォード氏の体に障らないかと心配する。その頃、クリスフォード氏は弁護士に苦しい胸のうちを打ち明けていた。氏はとても重大な使命を負っていたのだ……。
■第33話「新学期のいじわる」
 いよいよ新学期が始まる。セーラたちは生徒の受け入れ準備に大忙し。そんな中、セーラはアメリア先生の代わりに港までラビニアを迎えに出かけることになる。早速ラビニアは、自分の重たい荷物を特別室までセーラに運ばせる。もちろん話はそれだけでは済まない。ラビニアは、石板が汚れていると難癖を付けてきた。その石板を使ったベッキーをかばったセーラだったが、思わず弾いた石板が窓ガラスへ――!
■第34話「嵐の中のつぐない」
 その日は、強い嵐だった。こわれた窓から屋根裏部屋に雨が吹き込んでしまっていた。さらに外で石炭運びをしたセーラはすっかりびしょ濡れに……。そのまま特別室に石炭をくべに行ったセーラは、あたたかい暖炉の前でつい寝込んでしまう。それをラビニアに見つかって、嫌味を言われた上、猫がドレスを汚した事の責任まで負わされる羽目になったセーラ。嵐の中、街の洋品店まで行く事になったのだが……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.9

■第35話「消えそうないのち」
 激しい雨に打たれたのが原因で、セーラは熱を出して倒れてしまった。メイド頭のモーリーはセーラを働かせようとするが、あまりの高熱に驚いて、急いで院長に報告した。病気の感染を恐れた院長は仕方なく医者を呼ぶ事を許可する。医者の診断によると、セーラは恐ろしい重病で、命も危ないという。ベッキーやアーメンガードの懸命の看病が続く中、セーラは浮わ言で父の名を呼ぶ……。
■第36話「魔法のはじまり」
 隣家の召使い・ラムダスは屋根裏部屋の様子がおかしいのに気付き、クリスフォード氏の許可を得て密かに様子をうかがいに訪れた。彼はセーラが病に倒れた事、そして、これが元で学院内が揺れている事を知る。報告を聞いたクリスフォード氏は、何とかセーラの病気を救おうと、思案を巡らす……。深夜に目を覚ましたセーラは、寂しい屋根裏部屋にかけられた不思議な魔法に出会う……!
■第37話「屋根裏は大混乱」
 魔法の感激に酔った一夜が明け、また忙しい朝がやってきた、セーラの回復が早いので、院長たちはセーラが仮病だったのではないかと疑って部屋を調べに来た。ところが、部屋はさっぱりと片付けられて元通りになっている。密かに首をかしげるセーラとベッキー……。同じ頃、セーラの様子を心配していたピーターは、煙突掃除の仲間に加わって学院を訪れていた。彼もセーラが回復した事を知り、胸をなで下ろす……。
■第38話「こわされた魔法」
 夜、部屋に戻ると待っている魔法。それを楽しみに仕事に精を出すセーラとベッキー。しかし。病の回復が早く、元気の良いセーラの様子は、かえって院長たちに不審を募らせていた。セーラの買い物の後をつけたモーリーは、ピーターが何かとセーラの面倒を見ている事を知り、院長に報告する。ピーターの援助を受けて、セーラが密かに楽しんでいる――そう考えた院長は烈火のごとく怒って……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.10

■第39話「馬小屋の寒い夜」
 院長の怒りを買って、セーラは何と馬小屋で寝泊まりをする事になってしまった。それでも誰を恨む事なく、セーラは与えられた運命を生きようとする。馬小屋に追いやられた事をあざ笑うラビニアの言葉にも、セーラはじっと我慢する。外出も禁じられ、前にも増して働かされるセーラ……。セーラの身の上を知ったピーターは我慢ならず、セーラを学院から連れ出そうとするのだが……。
■第40話「アメリア先生の涙」
 ある日曜日。用事ができた院長に代わって、アメリア先生が生徒たちを引率して礼拝に行く事になった。アメリア先生は以前から生徒たちと公園へ散歩に行く約束をしていたので、礼拝の後、実行する事にした。生徒たちは大喜び。公園に弁当を届けるよう言われたセーラとベッキーも、外出できる事を密かに喜んだ。二人が公園に着いたその時、アメリア先生が子犬に驚いて、池に落ちてしまった。セーラは急いで先生を助ける――!
■第41話「妖精たちのパーティ」
 今日はハロウィン。学院でもパーティーが開かれる事になり、早速セーラとベッキーは買い物へと出かける。生徒たちがパーティーの準備に忙しくする中、セーラたちは次々と雑用を言いつけられていた。夜になり、パーティーが始まると、セーラとベッキーはゲームを楽しむ生徒たちの手伝いに呼ばれる。ラビニアは、またセーラを困らせようと、ゲームへの参加をアメリア先生に願い出るが……。
■第42話「雪の日の追放」
 ロッティが誤って落としたランタンのロウソク……それが元で馬小屋が火事になってしまった。エミリーを救おうと、炎に包まれている小屋に飛び込んだセーラ――! 何とか小屋からエミリーを持って出たセーラだが、待っていたのはミンチン院長のかつてないほどの怒りだった。そして、セーラはとうとう学院から追い出される事になる。セーラを慕う生徒たちやベッキーは、ただ泣いて見送る事しか出来なかった……。

 

小公女(プリンセス)セーラ Vol.11<最終巻>

■第43話「幸せの素敵な小包」
 学院を追い出されたセーラは、ピーターの助けを得てマッチ売りの仕事を始めた。降りしきる雪の中、街頭に立ち続けるセーラ……。そこへ、ピーターが迎えに来た。ミンチン院長がセーラを呼んでいるという。学院にセーラ宛の大きな荷物が届いていたのだ。中に入っていたのは、服や帽子…どれも特別あつらえの一級品ばかりだった。驚き、戸惑うセーラ。一体、誰が送ってくれたのだろうか……。
■第44話「おお、この子だ!」
 誰か自分を助けてくれる人がいる……。セーラはまだ見ぬその人物宛に感謝の手紙を書く。手紙を読んだクリスフォード氏は、セーラの優しさに打たれていた。セーラこそ自分が探す親友の娘ではないのか、そうであってほしい……クリスフォード氏はそんな思いに揺れていた。ちょうどそこへ逃げ出したスーリャを連れて、セーラが訪ねてきた。セーラがインドにいた事があると知り、さらに、彼女のフルネームを聞いた氏は――!
■第45話「ミンチン院長の後悔」
 セーラが隣の家に行っている事をラビニアから知らされ、ミンチン院長はクリスフォード氏の屋敷へ向かう。隣人に助けを求めに走るセーラが許せない…! だが、その院長に告げられたのは、驚くべき真実だった。セーラこそ、まさしくクリスフォード氏が探していた親友の娘で、今や世界有数のダイヤモンド鉱山の持ち主なのだ! ……打ちのめされ、脱力した院長を待っていたのは、妹・アメリアの激しい非難だった……。
■第46話(最終話)「また逢う日まで」
 ダイヤモンド・プリンセスとなったセーラは、ミンチン学院で勉強を続ける事を希望し、学院へ生徒として戻ってきた。セーラはクリスフォード氏を通じて学院に多額の寄付をし、ミンチン院長を驚かせる。ベッキーも、正式にセーラ付きのメイドになった。そして、セーラはクリスフォード氏とともに父のお墓参りにインドへと旅立つ。港で見送る皆に、学院に戻る事を約束して――。

小公女セーラ物語